食べたものは、体の中でどんな旅路をたどる?

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ところで、私たちの体に入った食べ物は、どのような「旅路」をたどるのでしょうか。

胃や腸などで消化された食べ物は、栄養素ごとに分解されます。

ごはんやバンなどの様な成分は炭水化物です。炭水化物は、グルコース(ブドウ糖)などの単糖類と呼ばれるものに分解されます。

あまり聞き慣れない名前が出てくるので、戸惑う人もいると思います。

吸収されやすいように細かく分解されたものに名前がついている、と理解をしておきましょう。

アジの干物やハムの様な成分はタンパク質です。タンパク質は、分解されてアミノ酸になります。

目玉焼きに含まれている中性脂肪は、脂肪酸とグリセリンに分解されます。

食べ物は、体の中で消化・分解・吸収という「旅路」を歩みます。

栄養成分を分解するときに、消化酵素が働きます。消化酵素は、腎臓から出る腎液や、胆のうから出る胆汁などの消化液に含まれています。

消化酵素は、それぞれの役割ごとに多くの種類があります。なかでも代表的なものをあげておきましょう。タンパク質をアミノ酸に分解するために働くのがトリプシンやキモトリプシンです。

中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解するために働くのがリパーゼです。

あなたも、これまでにこのような名前を日にしたり耳にされたりしたことがあるのではないでしょうか。

こうして分解され、栄養素は小さく吸収されやすいかたちに変わります。

そして、腸(その90%は小腸、残りは大腸)の粘膜から吸収されて肝臓に送られます。肝臓からは心臓に送られて、血液に乗って全身に配給されるのです。

私たちの体には、60兆個~100兆個もの細胞があります。その膨大な数の細胞に、栄養素が送り込まれるのです。

よく、生命としての活動の最小単位は細胞が担っている、と言います。細胞は配給された栄養素を、エネルギーとして利用したり、新しいタンパク質をつくる大切な生命活動の材料としています。

このような生命活動をもつ細胞が集まると組織をつくります。いろいろな組織が集まって器官をつくり、この器官が役割分担をしながら、私たちの体は調和を保って働いています。

その働きで、私たちは毎日の生命活動の営みが円滑に行えるのです。

車体の大部分が鉄そのもので成り立っていると同様に、私たちの体の組織はタンパク質そのものです。組織のタンパク質は、作動する車のエンジンの鉄と同様、常に焼けています。

細胞のタンパク質も同様に焼けて、新陳代謝を必要としています。そこで、命の源のタンパク質を補給してあげなければなりません。

タンパク質がなくては、毎日の生活は成り立たないのです。

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